初期値の設定
GARCH モデルの推定では尤度の最適化が必要です。初期値が不適切だと、この最適化が失敗することがあります。幸い、R パッケージ rugarch の作者である Alexios Ghalanos 氏が、最適化のデフォルト設定を適切に整えており、ほとんどの場合で正確に動作します。もし不安な場合は、setstart() メソッドを使って独自の初期値を試し、推定パラメーターや尤度が同様の結果になるかを確認できます。
ここでは、EURUSDret にある EUR/USD の日次リターンを用い、平均一定の標準 GARCH モデルで分布に Student t を仮定した場合を試します。モデル仕様はコンソール内の garchspec に用意されています。
この演習はコースの一部です
Rで学ぶGARCHモデル
演習の手順
- 既定の初期値を使って
garchspecを推定します。 - 推定されたパラメーターと尤度を出力します。
- 別の初期値を設定して再推定します。
- 推定されたパラメーターと尤度を出力します。
実践的なインタラクティブ演習
このサンプルコードを完成させて、この演習に挑戦してみましょう。
# Estimate using default starting values
garchfit <- ___
# Print the estimated parameters and the likelihood
___
___
# Set other starting values and re-estimate
___(garchspec) <- ___(alpha1 = 0.05, beta1 = 0.9, shape = 6)
garchfit <- ___
# Print the estimated parameters and the likelihood
___
___