パッケージを使ってデータを取得する
ファイルから空間データを読み込むのは、R に空間データを取り込む方法のひとつですが、よく使われる空間データを提供するパッケージもあります。たとえば、rnaturalearth パッケージは Natural Earth のデータを提供しており、海岸線、州、人口集中地などを含む高解像度の世界地図が入手できます。実際、第2章で使用したデータの出典もこれでした。
この章では、ニューヨーク郡(別名マンハッタン区)のセンサストラクト単位の中央値所得を調べます。そのためには、まずセンサストラクトの境界が必要です。R の tigris パッケージを使うと、米国国勢調査(US Census)の地理区分に基づいたシェープファイルを簡単にダウンロードして取り込めます。トラクトの境界は tracts() 関数で取得しますが、tigris にはこのほかにも states()、counties()、places() など、Census が定義するさまざまな地理レベルに対応した関数が用意されています。
それでは、トラクトの空間データを取得してみましょう。
この演習はコースの一部です
R で地理空間データを可視化する
演習の手順
tracts()をstate = "NY"、county = "New York"、cb = TRUEで呼び出し、結果をnyc_tractsに保存します。- 返されたオブジェクトが
SpatialPolygonsDataFrameであることを確認するため、nyc_tractsに対してsummary()を使います。 plot()を使ってnyc_tractsをプロットし、内容を確認します。
実践的なインタラクティブ演習
このサンプルコードを完成させて、この演習に挑戦してみましょう。
library(sp)
library(tigris)
# Call tracts(): nyc_tracts
# Call summary() on nyc_tracts
# Plot nyc_tracts