2段階配当を仮定した評価
配当割引モデルは、企業の配当が毎年同じでない場合にも使えます。たとえば、成長期には配当が高い初期期間(第1段階)があり、その後、成熟すると配当が低くなる(第2段階)といったケースです。こうした資産を評価するには、各年のキャッシュフローの並びを考え、それらを現在価値に割り引きます。ただし、キャッシュフローを整理すると、一部の計算を簡略化できる公式が使えることに気づくはずです。具体的には、この例のように第2段階で配当が永続的に低い水準で支払われる場合は、先に学んだ成長を伴う永久年金(Perpetuity with Growth)の公式を使えます。
第1段階では、高い配当の支払いは有限期間にわたって発生します。最初の数年のキャッシュフローを並べ、それぞれの年のキャッシュフローを現在価値に割り引きます。第2段階では、成長を伴う永久年金の公式を使って、低い配当が永続する部分の価値を評価します。
この演習では、優先株が Year 1〜5 にかけて10%の高い配当率、すなわち年あたり $2.50(high_div)を支払うと仮定します。Year 1〜5 に対する適切な割引率(kp)は 10% です。Year 6 以降の配当の現在価値は、前の演習で計算済みで、pref_value_low としてメモリに保存されています。この優先株の価値はいくらになりますか?
注意: 追加で5年間のキャッシュフローの価値を加えるため、この例の優先株の価値は、前の演習での $7.76 の優先株の価値より高くなります。
この演習はコースの一部です
Rで学ぶ株式評価
演習の手順
- 第1段階の優先配当を計算します。
- 割引期間の変数を追加します。
- 割引係数を計算します。
- Year 1〜5 の配当の現在価値を計算します。
- 第1段階のすべてのキャッシュフローの現在価値を計算します。
- 第1段階の価値を第2段階(低配当期)の価値に加えます。
実践的なインタラクティブ演習
このサンプルコードを完成させて、この演習に挑戦してみましょう。
# Preferred dividend in Years 1 to 5
high_div <- ___
# Create vector of Year 1-5 dividends
pref_cf <- rep(high_div, 5)
# Convert to data frame
pref_df <- data.frame(pref_cf)
# Add discount periods
pref_df$periods <- ___
# Calculate discount factors
pref_df$pv_factor <- ___
# Calculate PV of dividends
pref_df$pv_cf <- ___
# Calculate value during high stage
pref_value_high <- ___
# Calculate value of the preferred stock
___